中央大会方針
青年会中央本部(徐史晃会長)は17日、韓国中央会館で第34回定期中央大会を開き、「韓日新時代の友好親善運動」を重点とする13年度活動方針を採択した。韓半島にルーツを持つ在日青年として「国籍」と「歴史認識」をテーマに韓日両社会へ課題・問題を提起し、両国間の信頼関係構築に寄与するのが狙い。
具体的には「全国市民公開講座」の開催と「韓日友好5万人署名活動チャリンコキャラバン」がふたつの大きな柱。
市民公開講座は講演会や討論会、シンポジウムなどを予定している。外部の協力団体と実行委員会を構成して、東京、大阪、愛知、福岡などの主要都市を中心に開催していく。署名活動は街頭などで韓日両社会で友好を望む声を集めることで、韓日友好の促進と雰囲気づくりを図るもの。公開講座と署名集めは相互に連携して行う。
今回の重点方針は、在日青年として、自分らしく、希望を持って果敢に生きたいという根源的な欲求から始まった。国家間でなにか問題が起きる度に肩身の狭い思いをするのではなく、自ら立ち上がって心の壁を一つひとつ取り除いていこうという強い意志の表れだ。
これは「時代と社会の変化に果敢に挑戦し、国籍の枠を超え出自を尊重する、3世、4世にふさわしい在日同胞社会を作り上げることを誓う」から始まる「第5宣言文」(07年2月、第28回定期中央大会で採択)の精神に則ったものでもある。具体的な推進要領は4月7日の全国会長会議で指達する。
大会には全国の20地方本部から代議員と傍聴人合わせ105人が出席。民団中央本部から呉公太団長が参席し、激励辞を述べた。
(2013.2.27 民団新聞)