掲載日 : [2010-12-22] 照会数 : 7637
歳末慰問一斉に
[ ハンセン病回復者を囲む民団関係者(長島愛生園)
]
大使館と合同で 民団東京
年の瀬を前に民団東京本部(金龍濤団長)は7日、都内の高齢者団員を慰問した。同本部は駐日大使館と合同で都内21支部の中から毎年2カ所ずつ訪問している。今年は中野と練馬の両支部が選ばれた。
中野支部では同支部会館に金寛坪さん(86)ら5人を招いた。民団東京が電気ポット、駐日大使館からは電気毛布が全員に贈られた。また、同支部の金定子顧問も「夢を見てください」と、年末ジャンボ宝くじ各10枚を手渡した。
手作りもち持参 民団静岡
【静岡】民団静岡本部(金光敏団長)は6日、静岡市内に居住する80歳以上の独居高齢者宅を選び、戸別訪問した。婦人会から韓春烈副会長が同行した。慰問品は昨年まで米とみかんだったが、今年は県本部職員手作りのキムチシルトックを持参し喜ばれていた。
療養同胞と談笑 民団岡山
【岡山】民団岡山本部(金英雄団長)は11日、瀬戸内海の長島で療養生活を送る同胞ハンセン病回復者を慰問した。島内の長島愛生園と邑久光明園から合わせて18人が長島愛生園福祉会館に集まり、婦人会岡山本部の準備した心づくしの韓国料理を囲んで談笑した。
長島で後遺症の治療にあたる同胞は現在50人ほど。数年前までは約100人を数えたというだけに民団関係者は寂しさを隠しきれない様子だった。
民団側を代表、李大成岡山本部副団長が、中央本部から託された金一封を手渡した。同胞自治会の金泰九会長が、「残り少ない人生を精一杯生きていきたい」とお礼の言葉を述べた。
(2010.12.22 民団新聞)