掲載日 : [2016-05-25] 照会数 : 6940
韓日関係は最重要…柳大使が歓送会で力説
「善隣発展へ継続尽力」
柳興洙駐日大使の歓送会が13日、民団中央本部と日韓親善協会中央会の共催により東京都内のホテルで開かれ、両団体の関係者や日本の国会議員ら150余人が駆けつけた。
呉公太団長は「韓日関係が冷え込んでいる2014年8月の赴任だったが、柳大使の尽力で昨年の国交50周年を無事に終え、懸案の従軍慰安婦問題の合意もできた。ヘイトスピーチ法案の国会通過も大使の功績の一つだ」と謝辞を述べた。
日韓協の河村建夫会長は「日韓議員連盟時代からの長いつきあいがあり、率直に話し合いができた。朴槿恵大統領が熟慮した末の大使任命に見事に応え、首脳会談を開催に導いた最大の功労者だ」と称えた。
来賓としてあいさつに立った日韓議員連盟の額賀福志郎会長は「外交は一方が100点満点を取らず、相手に立つ瀬を与えることが大事だ。その絶妙さをもっている優れた政治家だ。毎月会ってお互いに問題提起してきた。これからは昨年末の日韓合意をきちんと見守り、両国関係を発展させてほしい」と要望した。
柳大使は「大使として着任し、政治や文化など大切なことを学んだ。両国は昔も今も絶対に離れてはならない大事な国だ。肩書きはなくなっても、『日本大使』として両国関係のために働く」と力強く応じた。
(2016.5.25 民団新聞)