掲載日 : [2017-03-29] 照会数 : 5234
5人と3団体の韓日交流事業に助成…韓昌祐・哲文化財団
公益財団法人韓昌祐・哲文化財団(韓昌祐理事長)は14日、日本と韓国を結ぶ多彩な研究・活動を行っている5人と3団体を選び、総額1441万2000円を助成した。
学術分野で受領した仲尾宏さん(京都造形芸術大学歴史遺産学科客員教授)は、各地に所在する朝鮮通信使資料の歴史的・社会的な価値について、地域性と国際性という視点から再検証を行う。
「創造する伝統実行委員会」(野原耕二事務局長)は古代東アジアの楽器「箜篌(くご)」の復元と演奏をめざす。箜篌はハーブに似た撥弦(はつげん)楽器で、百済経由で日本に伝来したものを「百済琴」とも呼ぶ。
清水俊平さん(東京芸術大学大学院映像研究科教育研究助手)は在日韓国人4世の青年を主人公にした劇映画を企画中。主人公がサッカーと日本人との交流を通じて、自らの国籍と向き合う青春映画となる予定だ。
(2017.3.29 民団新聞)