掲載日 : [2021-02-24] 照会数 : 5893
韓国から「愛のマスク」…「KF94」5万枚をLSHアジア奨学会と赤門会へ
[ 韓国の4団体から民団東京本部に到着した「愛のマスク」KF94 ]
李秀賢さんの20周年追悼行事に合わせ…民団東京が仲介
東京のJR新大久保駅で人命救助のために亡くなった釜山出身の韓国人留学生、李秀賢さんの20周忌追悼行事(新宿韓国商人連合会主催)に合わせて韓国から送られてきた「愛のマスク」5万枚がこのほど、故人の業績を顕彰するためつくられたLSHアジア奨学会とアジアからの留学生が学ぶ赤門会日本語学校などに届けられた。
「愛のマスク」は韓国製の「KF94」。黄砂やM2・5による健康被害が日本より深刻な韓国で非常に厳しい基準をクリアして製造されている。
日本のインターネット取引では1枚あたり200円ほどで取引されている。韓国の公務員公傷有功者会と韓国放送KBS社会奉仕団が主催、世界韓人女性協会が主管し、株式会社清浄マスクの後援を受けた。
韓国と日本の橋渡しをしたのは世界韓人女性協会総裁と親交の深かった許孟道さん(民団中央および東京本部常任顧問)。許さんから連絡を受けて民団東京本部が後援団体に加わった。
問題は関税で4・7%、輸入消費税10%の合わせて約70万円の負担。これは同本部の申大永副団長が韓国の4団体からの委任状と民団、LSHアジア奨学会などのパンフを持参して趣旨を説明し、無税になった。自身の事業で通関業務に精通していた申副団長の交渉力が役立った。申さんは「消費税だけは免れないと思っていた。いい経験になった」と振り返った。
マスクは新宿韓国商人連合会と民団東京本部にも贈られた。
(2021.02.24 民団新聞)