掲載日 : [2021-02-25] 照会数 : 5733
日本民芸館改修記念展「朝鮮陶磁・木喰仏・沖縄染色などを一堂に」
[ 左・大井戸茶碗(銘「山伏」)/右・下染付鉄砂葡萄栗鼠文壺 ]
日本民芸館(東京・目黒区)は、大展示室のリニューアルオープンにあわせた「改修記念名品展=ー朝鮮陶磁・木喰仏・沖縄染色などを一堂に」を4月4日から6月27日まで開催する。
名品展では、同館の創設者、柳宗悦の代表的な著作の名称である「木喰上人の彫刻」「朝鮮とその芸術」など8つをテーマに、同館が誇る古作の逸品を一挙に公開する。
「陶磁器の美」は、柳宗悦を工芸の世界にいざなった「染付秋草文面取壺」(朝鮮時代18世紀前半)をはじめとする朝鮮の陶磁ほか、古染付や天啓赤絵を核とする中国の陶磁。九州諸窯、瀬戸、丹波ほかの日本の焼物。英国のスリップウェアを中心とする西洋の陶器など、所蔵陶磁器の名品を展示する。
「茶と美」では、「大井戸茶碗」銘・山伏(朝鮮時代16世紀)、「刷毛目茶碗」(同15世紀後半から16世紀前半)などを紹介する。
また、同館や柳宗悦の業績を広く紹介する映像作品「日本民芸館物語」を初上映する。「日本民芸館誕生」「柳宗悦 信と美を求めて」「日本民芸館コレクション」の3章で構成されている。
10~17時開館。月曜休館(ただし5月3日は開館し、5月6日は振替休館)。一般1200円ほか。詳細は同館HP。
(2021.02.24 民団新聞)