2014年9月にデビュー・アルバム「Unleash…」をリリースした後、同年10月に初来日ツアーを行った、韓国の4人組新人ガールズ・ロック・バンド「WALKING AFTER U(ウォーキング・アフター・ユー)」が再来日し、ジャパン・ツアーを行っている。
13年6月にソウルで開催された「ガールズ・ロック・フェスティバル」vol.6で、ジョイント・ライブを行ったバンドの「RUBBERDUKIE」と「SWINGZ」が合体して誕生した。平均年齢22歳の若さながら、海外では日本を初めとするアジア諸国やヨーロッパも視野に入れた活動を展開している。
彼女たちは、日本のガールズ・バンドの「女性らしさ」とは異なる、「エモコア」(エモーショナル・ハードコア)路線のバンドだ。エモコアは、ルーツをたどるとパンク・ロックに行き着くと言われている。この手のジャンルを嗜好する日本のガールズバンドは少ない。
また、現在の日本のガールズ・バンドの大半は、ボーカル、ギタリスト(1〜2人)、ベーシスト、ドラマーというメンバー構成で、4人または5人編成が一般的。ボーカルは歌うことに専念していることから、キーボーディストを配置するバンドは少ない。
これに対し、「ウォーキング・アフター・ユー」は、ボーカルがベースギターを弾きながら歌っており、専任のキーボーディストがいることから、この点も日本のガールズバンドとの大きな違いがある。
ジャパニーズ・メタル・バンドの猛者たちにも引けを取らない気迫のライブ・パフォーマンスも披露する。
ジャパン・ツアーの全日程は、「韓国通信(Korepo、)」(http://korepo.com/archives/75025)。
(2015.1.15 民団新聞)