【ソウル】日本の排外主義者による反韓デモに抗議し、韓日の友好と親善を訴えるパレードが20日、ソウル市鍾路区で行われた。主催したのは「日韓なかよくしようぜ会」(桜井信栄会長、南ソウル大学日本語科助教授)。
「NO! RACISM」「私は韓国が好きで、韓国は私が好きです」などと書かれたプラカードや横断幕を掲げた数十人が安国洞ロータリーを出発。光化門教保ビル前まで約2時間かけて行進した。仁寺洞では各店から流ちょうな日本語で「がんばれー!」「ありがとう!」といった声援が届いた。
パレードを終えた参加者からは、「こういったパレードやデモをやることで、レイシズムがすぐになくなるわけではないし、効果があるかも分からない。けれども、そこで新たに同じ想いを持つ仲間と知り合い、横にどんどん広がっていくこと、広げていくことがいちばん効果的なことなのではないか」といった声が聞かれた。
桜井会長によれば、旅客船沈没事故の直後とあって開催自粛も考えたという。だが、「こういうときこそ、連帯する気持ちを表すこのパレードで、韓国の方々を応援できたらとの想いで開催した」と話している。
この日の同時刻、「差別反対東京アクション」でも「ソウルパレード」の趣旨に賛同した「NO! RACISM日韓友好東京パレード」を新宿区内で繰り広げた。
(2014.4.23 民団新聞)