【神奈川】在日韓国人の児童から学生までを対象とした第21回ウリマルイヤギ大会(民団中央本部・韓国教育財団共催)が6月27日、藤沢市内で開催された。今年は各地の予選を勝ち抜いた23人が出場。発音の美しさや表現力などで日ごろの学習の成果を競った。
スピーチではパネルを用いたりするなど、独自の工夫で審査員にアピールする例も。テーマに関してはヘイトスピーチを取り上げる出場者も見られた。
審査の結果、母国の伝統を受け継ぐ大切さを熱弁した李苑静さん(金剛学園高等学校3年生)が大賞の教育部長官賞に選ばれた。李さんは気恥ずかしそうに「キップムニダ(うれしい)」と感想を語った。また次点の在日本大韓民国特命全権大使賞には鄭イソルさん(市川高等学校2年生)が選ばれた。鄭さんは発表の際、演壇から降り、肉声でスピーチをすることで聴衆を驚かせた。
今大会は民団神奈川本部(金利中団長)と神奈川韓国綜合教育院(権奇元院長)が主管した。
(2015.7.8 民団新聞)