【茨城】学校法人青丘学院つくば中学校・高等学校(金正出理事長、石岡市)は26日、同校で学校説明会を開き、韓国語、日本語、英語のトリリンガル教育に力を入れる中高一貫校としての特色をアピールした。
全寮制の同校は昨年4月に開校した。卒業生を日本、韓国、海外の一流大学へ進学させようと、少数精鋭で独自の教育プログラムを推進している。具体的には中・高校とも土曜日を除き、毎日7時間授業。学習指導要領で定める標準時間数より12時間ほど多い。しかも、授業開始は8時10分からと県内では突出している。
広報室の兪炯根室長は、「学習面はハードだが、生徒数が少ない分、行き届いた指導ができる。中学2年生を対象に、優秀な生徒には塾の講師が個別指導するので、やる気さえあれば伸びる」と自信を見せている。井坂洋二教頭も説明会の席で、「目的意識を持って入ってきてほしい」と再三強調していた。
千葉県から参加した李泰垣さん夫妻は、日本の学校に通う小学生2人を伴っての参加。「どんな学校か見に来た。韓国語や韓国史を学べるのはいい」と話す。
都内の金炯杓さんも「目的意識をもって勉強に集中できるという学校は少ない」と、中学3年生の娘さんの進学先として選択肢のひとつに入れていた。
次回説明会は8月23日に。同校(0299・56・3266)。
(2015.7.29 民団新聞)