掲載日 : [2022-09-18] 照会数 : 3278
民団各地でオリニイベント…秋田、宮城、沖縄
[ 『まんが韓国史』を教材に学ぶオリニたち(秋田) ] [ 子どもたちの人気を集めたハングルカルタ(宮城) ] [ 伝統遊びに夢中になった(沖縄) ]
民団中央文教局が支援
過疎地の秋田でも「オリニ民族文化交流会」
【秋田】民団秋田本部(呉尚俊団長)は8月27日、民団中央本部文教局が教材として提供した『まんが韓国史』を使って同韓国会館で「韓国史を学ぼう~オリニ民族文化交流会」を開催した。小学校低学年から高校生まで9人が参加した。
この日は数ある偉人のなかから古朝鮮の始祖檀君、朝鮮王朝建国の始祖李成桂、ハングルを頒布した世宗大王の3人の業績について学んだ。参加者はまんがという特性からか、全員興味深そうに見入っていた。
呉俊煥事務局長は「弱小地方本部ではそもそもオリニの数が圧倒的に少ないうえに、年齢もバラバラ。そうした困難な環境を克服するうえで『まんが韓国史』はピッタリでした。今後も機会あるごとにこの教材を使用していきたい。韓国史を本格的に学ぼうとする入口になればと願うばかり」と話していた。
ハングルカルタに夢中…民団宮城「次世代サマースクール」
【宮城】民団宮城本部(李純午団長)は3、4の両日、東松島市の「キボッチャ」で独自の「次世代オリニサマースクール」を開催した。ここは東日本大震災による津波の影響で廃校が決まっていた小学校を改装した宿泊施設。同本部の申孝燮副団長が中心となり、青年会宮城本部とコラボして多彩なプログラムを企画した。
青年会(姜愛花会長)企画の各種ゲームのほか、民団中央本部文教局が「オリニ事業促進セミナー」で紹介したハングルカルタも子どもたちの人気を集めた。仙台韓国教育院の高承天院長は「愛国歌」の歌唱やフォークダンス、韓国伝統遊びを指導した。屋外では花火、バーベキューと盛りだくさんだった。
青年会から参加した6人は同本部のオリニ事業から巣立った人材。リーダーとしてオリニの世話にあたった。新規参加の子どもの保護者は「子どもたちもたくさん友だちができた。次回の民団行事にも参加します」と話していた。開会式には李団長が激励に訪れた。
民団沖縄でもオリニキャンプ
【沖縄】民団沖縄本部(南成珍団長)は10日、北谷町浜川港で恒例のサマーキャンプを実施した。オリニ28人が参加。保護者が見守るなか、ゲーム感覚で韓国語を学び、伝統遊びに夢中になっていた。シュノーケリングやバナナボートなど沖縄ならではのマリンスポーツも楽しんだ。
オリニたちは「いっぱい遊んで楽しかった」と笑顔を見せていた。保護者は「子どもたちのために参加したのに大人まで楽しめて感謝です。これからもみんなで協力してオリニキャンプを盛り上げていきたい」と感想を語った=写真。