
1923年9月1日に発生した関東大震災直後に起きた朝鮮人大虐殺についてのドキュメンタリー映画『1923』が、全国順次公開中だ。同映画のキム・テヨン監督に話を聞いた。
―映画を撮るきっかけは。
大きくは3つの動機があった。1923年9月1日、真昼の横浜と東京で大地震が起こった。大地震という自然災害にもかかわらず、なぜ軍隊は戒厳令を下したのか?この1923年虐殺の真実を知らせることが私の使命だと考えた。
朝鮮人が井戸に毒を入れ、都市に爆弾投下と放火、日本の婦女子を強姦している?日本の中心部で?捏造された流言飛語ではなかったのか?短期間に6000人以上の朝鮮人が虐殺されたのだ。
啓明大学のチョン・ソンギル歴史・考古学科客員教授が17年に発刊した写真集「関東大地震の実態」には虐殺された朝鮮人と推定される写真がある。
多くの日本の市民団体が1960年代から現在まで数十年に渡って、日本の関係機関に歴史の真実を明らかにせよと訴え、亡くなった朝鮮人を追悼している。それが私を突き動かした。
―本作を通じて日本の人々に伝えたいメッセージは。
1923年虐殺の歴史の真実に向き合ってきた日本の市民団体の方々がいなければ、この映画が世に出ることはなかった。 協力してくれた関係者の人たちに感謝するとともに、多くの人たちに歴史の真実を知ってほしいと願う。