在日本大韓民国民団愛知県地方本部

「名古屋まつり」で朝鮮通信使行列を再現

2023-10-22

集合写真
名古屋市役所前を出発
副使に扮する河隆實団長
正使に扮する金星秀総領事
雨森芳洲に扮する斉藤実会長

総勢５０名が名古屋市中心部を練り歩き

　民団愛知県本部（河隆實団長）、駐名古屋大韓民国総領事館（金星秀総領事）、名古屋日韓親善協会（斉藤実会長）などが共催となり、伝統ある「第６９回名古屋まつり」で朝鮮通信使を再現させました。

　１０月２２日、まつりの二日目にパレードの一角として登場した朝鮮通信使再現行列５０名、先頭から斉藤会長扮する「雨森芳洲」、金総領事扮する「正使」、河団長扮する「副使」が輿を連ねて、名古屋市役所から矢場町までの道のりを練り歩きました。
　コロナの影響で２０２２年から再開された名古屋まつり、昨年に続き名古屋市から出演の承諾をいただき、通信使が再現されました。

４０年前の名古屋まつりにも参加
　１９８３年１０月、第３０回名古屋まつりに当時の愛知韓国人青年経済会（現青商）が中心となり朝鮮通信使隊が初めて参加し、マスコミに大きく報道されました。２０１８年に縁あって３５年ぶりに参加、２０１９年、２０２２年と今回で４回目の出場となりました。

朝鮮通信使とは
　江戸時代、豊臣秀吉による朝鮮出兵（壬辰倭乱・丁酉倭乱）で悪化した両国関係を改善しようと徳川家康の呼びかけに、対日外交の復活を願った李氏朝鮮から国書を携えた朝鮮通信使隊が海を渡りやってきました。通信使とは「信（よしみ）を通わす使い」の意味です。
　韓日友好交流を支えるため、朝鮮通信使が苦難の約４０００キロに及ぶ旅路の一部を民団が名古屋まつりで復活させることで、地域の皆さんと一緒に先人たちの思いを未来へと繋げていきたいと思いで出場しました。

名古屋まつりの詳細はhttp://www.nagoya-festival.jp/で