第72回定期地方委員会を開催

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民団愛知県本部(河隆實団長)の第72回定期地方委員会が3月24日、愛知韓国人会館で開催され、地方委員と来賓として駐名古屋韓国総領事館の金星秀総領事、民団中央本部の河政男企画調整室長らが参加しました。

地方委員会は在籍93名(定数94、未配定1)のうち71名の委員が出席して成立しました。

会中、2023年度の活動・収支決算報告が承認され、その後新年度の活動方針案・予算案が上程されました。
活動方針案・予算案は、分科委員会を開催し、少人数で活発な議論を行いました。

その後、活動方針案・予算案は原案通り満場一致で採択されました。

主な新年度方針案は下記のとおり。

1.人件費規定施行・本部統括支給実施
今後も必要な団員サービスを安定的に提供していくため、職員の更なる意欲と資質向上を図る必要がある。曖昧な雇用条件の統一化と、人件費の本部統括支給による雇用の安定化を図り、常勤実務者の人材確保と処遇改善を目指す。
これまで所属長の裁量によって決定していた実務者の人件費だが、昨年度まで検討してきた査定制度と勤続昇給を盛り込んだ給与規定を新たに施行する。
民団愛知として初の試み。

2.同胞家庭訪問・団員拡充運動
団員の世代交代による民団離れや業務の引継ぎ不足などで、支部とのつながりが途絶えてしまった団員との関係を再構築する。
活動の原点に立ち返り、同胞家庭への訪問を日常的に繰り返す。会って激励し、情報を交換し、意思の疎通を図る。
支部に情報のない分家世帯や、転入者、新定住者などの発掘にも注力していく。
  目標:1)団員と支部の信頼関係構築、接点の増加
     2)後継者および新規団員の発掘
     3)幹部の実践的な組織訓練
     4)団員名簿の補完・整備
  方針:1)在任中に全世帯を一度は訪問できるよう計画性のある活動を展開
     2)特に役員改選が行われた年は新任の挨拶訪問として活発な活動を展開

3.組織力量強化と後継者育成
将来ビジョンを共に考えるタウンミーティング(仮称)を開催。
超少子高齢化を迎えた現在、多くの支部が団員や後継者の減少、団費や賛助金の減少、更には会館老朽化問題等に直面している。
近い将来の組織再編成も視野に入れなければならない厳しい状況の中で、次代を担う幹部・活動者が地域ごとに集い、共通の課題やビジョンの模索などを行う対話集会を開催する。

4.次世代育成
2022年度から愛知では特に次世代育成に注力してきた。
今年度はコロナで休止していた「オリニキャンプ」も野外で再開、継続事業である「オリニクリスマスパーティー」も開催していく。
また韓日親善活動として「K-POPダンスフェスティバル」を初開催する。
一方で中央本部主催の小学生対象の「オリニジャンボリー」や中高生対象の「Kカルチャースクール」などの行事参加を積極的に推奨していく。
またLINE公式アカウント、昨年運用を開始したインスタグラムも充実を図り、情報提供を様々な方法で行うべくSNSを活用していく。
こういった活動でオリニや中高生が参加できる間口を広げていく。

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