掲載日 : [2022-06-01] 照会数 : 42732
「あの時の感動をもう一度」2002W杯20周年記念写真展
[ 駐日韓国文化院主催開幕式でテープにはさみを入れる姜昌一大使(右から4人目)と韓日の関係者ら(韓国文化院1F) ]
2002FIFAワールドカップKorea/Japanの開催20周年を記念しての特別写真展「あの時の感動をもう一度」が26日、東京・四谷の駐日韓国大使館韓国文化院ギャラリーM1で始まった。韓国文化院(孔炯植院長)が主催、韓日両国のサッカー協会が協力しての開催となった。
アジアでの開催も韓日両国による共催もFIFAワールドカップ史上初めてのこと。
写真展は韓日共催が決まったFIFA理事会(96年5月31日、スイス・チューリッヒ)の直後、両国のW杯組織委員会会長(当時)が大会の成功を祈ってトロフィーを高く掲げている場面からスタート。合わせて38枚のパネルとビデオ映像も使い、各試合のハイライトシーンと両国サポーター・応援団の熱い声援を時系列で振り返る。
開会式が行われたソウルワールドカップ競技場には両国の国旗が並んだ。日本は初戦のベルギー戦(02年6月4日、埼玉スタジアム)こそ引き分けたもののロシア、チュニジアに勝ち、グループリーグ1位で通過。韓国は予選でポーランドとポルトガルを破った。決勝トーナメントではイタリア、スペインに勝ち、アジア勢初となる準決勝進出を決めた。
テープカットには韓国側から姜昌一駐日大使をはじめ民団中央の呂健二団長、在日大韓体育会の崔相英会長ら。日本側からは当時の日本代表キャプテンで現在、日本サッカー協会の理事を務める宮本恒靖さんや一般社団法人日本スポーツツーリズム推進機構の上治丈太郎理事らが参加した。
姜大使は「韓国と日本の仲の良さを世界にアピールした素晴らしい大会だった」と振り返りながら、「韓国と日本がどれほど良い隣人なのかを感じ、スポーツを通じて両国が緊密になれることを証明した」と述べた。
呂団長は「韓日共催によって、サッカーを通じた民間交流が一気に広がったことを今も覚えている」と振り返り、「在日同胞たちはあの歴史的な感動の瞬間を忘れないだろう。20年前の良好な関係をもう一度取り戻そう」と述べた。
会場には開催時の02年に生まれた韓国人留学生と日本人の友人らがおそろいのユニホームで勢ぞろいし、会場に花を添えた。
7月5日まで。韓国文化院(03・3357・5970)