掲載日 : [2019-10-21] 照会数 : 9922
在日3世どうしで3位争い…柔道ジュニア世界選手権
[ 金知秀(左)と許海実による在日3世どうしによる3位決定戦【写真:IJF】 ] [ 銅メダルを獲得した金知秀(右端) 【写真:IJF】 ]
17日(日本時間)、モロッコのマラケシュで行われているジュニア世界選手権の女子57㌔級で、韓国女子柔道の有望株、金知秀(18、慶北道庁)と許海実(17、帝京高校2年)による在日3世どうしの3位決定戦が行われた。
このクラスには金知秀と許海実が韓国代表としてエントリーした。許海実は準決勝までの3試合中、一本勝ち2、技あり1と順調に勝ち進み、ジョージアのエテリ・リパルテリアニ選手との準決勝で果敢に攻め続け1分45秒に技ありを先取し優勢に進めたが、その30秒後に抱分(だきわかれ)で逆転の一本を取られ決勝進出を逃した。
金知秀は3試合をすべて一本勝ちし、準決勝で日本の袴田佳名瑚と対戦。延長戦にもつれ込む接戦を繰り広げたが、払い腰で技ありをとられ敗戦し、3位決定戦に回った。
在日同胞どうしの対決となった3位決定戦は延長となり、最後は金知秀が肩車で技ありを取り接戦を制した。
金知秀は高校時代から韓国の国体や代表選抜で優勝をつづけ韓国代表となり、今年2月のグランドスラム・パリで銅メダルを獲得した有望株。昨年の韓国国体では金知秀が57㎏級、許海実は52㌔級で金メダルを獲得した。