掲載日 : [2019-12-27] 照会数 : 7368
韓日関係改善へ対話が重要…首脳会談で一致
[ 成都での首脳会談に臨み握手を交わす文大統領と安倍首相 ]
文在寅大統領は12月24日、中国・成都で安倍晋三首相と会談した。両首脳の正式な会談は1年3カ月ぶり。
文大統領は「輸出規制を7月1日以前の水準に速やかに戻されなければならない」と述べ、安倍首相に対し同問題に関心を持ち、決断するよう要請した。
これに対し安倍首相は「輸出管理政策の問題は輸出当局間の対話で解決していこう」と答えた。
また、「お互いに重要な隣国同士であり、北韓問題をはじめとする安全保障にかかわる問題について、韓日と韓日米の連携は極めて重要だ」とし、「この重要な韓日関係を改善したい」と語った。
文大統領は「直接会い、正直な対話を交わすことが重要だ。両国がひざを交えて知恵を出し、解決方法を早く導き出すことを望む」と語った。
元徴用工問題に関しては、立場の違いを確認しながらも、対話による問題解決が必要であるとの部分では一致した。特に同問題を速やかに解決し、首脳会談が頻繁に開催されるべきとの考えも共有したという。
両首脳は東京五輪を通じたスポーツ交流や人的交流の重要性についても同意した。