掲載日 : [2002-11-20] 照会数 : 2968
近畿地協でも論議 民族金融機関支援(02.11.20)
第2回民団近畿地方協議会(近協、金昌植事務局長)が12日、大阪府本部で開かれた。同協議会には近畿圏の2府4県からすべての団長が参加した。民団中央本部からは金宰淑団長が出席した。
主な討議テーマは、地協レベルでの組織幹部研修会の開催と民族金融機関育成・支援に関してなど。
このうち、地協研修については兵庫、奈良の両地方本部がすでに単独開催の方向で決まっていること、大阪でも独自に研修会を実施済みなため、今回は各地方本部単位の開催ということで合意した。金民団中央本部団長もこの決定を了承した。
民族金融機関をテーマとした話し合いでは、関西地区で唯一の民族金融機関となった近畿産業信用組合を育成支援していくことで一致した。
一方で参加者の中からは「民族金融機関の理事長には在日同胞が望ましい」との意見が相次ぎ、近協の名のもとで要望書を出すことにした。これと関連、理事長職に同一の人物が半永久的にとどまるようなことがないよう、任期制度の確立も盛り込むべきだという意見も。しかし、あくまでもその方向に進むよう促すだけにとどまった。
(2002.11.20 民団新聞)