掲載日 : [2022-03-03] 照会数 : 4655
韓国作家の2作受賞 ボローニャ国際児童図書展
[ 『夏がくる』(左)と『大きな手』 ] [ イ・スジさん(左)とチェ・ドクギュさん ]
イタリアのボローニャ国際児童図書展は先月22日、韓国人絵本作家、イ・スジさんの『夏がくる』(ピリョンソ)とチェ・ドクギュさんの『大きな手』(ユン・エディション)がボローニャ・ラガッツィ賞のスペシャルメンション(特別賞)を受賞したと明らかにした。
フィクション部門に選ばれた『夏がくる』は、ヴィヴァルディの「四季」を聞きながら感じた夏の水遊びで表現した絵本。書籍カバーのQRコードを通じて「四季」とともに作家の解説が入った映像が再生される。
イさんはこの作品で「児童文学ノーベル賞」と呼ばれる国際アンデルセン賞のイラストレーター部門最終候補にもノミネートされた。
ノンフィクション部門の『大きな手』は、父に育ててもらった息子が大人になって、老いていく父の面倒を見る父子を描いた物語。風呂に入らせ、服を着させ、ご飯をこぼさないように食べさせる。本書では、父親に対する息子の愛を見せている。
(2022.03.02 民団新聞)