掲載日 : [2015-11-05] 照会数 : 4373
韓国の起業環境世界4位…世界銀行のビジネス評価
世界銀行が10月28日に発表した「2015ビジネス環境評価」で韓国の起業環境は189カ国中4位と評価された。評価が始まった03年以降、最も高い順位。1位はシンガポールで、ニュージーランド、デンマークが続いた。主要20カ国(G20)の中では韓国が1位。英国は6位で、米国が7位、日本が34位、中国が84位だ。
韓国の起業環境順位は08年の23位から13年が7位と上昇、昨年は5位だった。
環境評価は、企業の生涯周期により創業から退出(独立)に至る10部門を区分してアンケートや法令分析などで行う。
韓国は電力供給部門で昨年に続き1位となったほか、財産権登録、小口投資家保護、法的紛争、退出などの分野で1年前より順位を上げた。
一方で創業、建築許認可、資金調達、納税、通関行政などは前年よりランクが下がった。
韓国政府は今回の評価について「企業活動関連制度の側面で韓国が世界的水準に到達したことが評価された」と自評しているが、この順位が実際の起業環境とは距離が遠いという指摘もある。
(2015.11.4 民団新聞)