掲載日 : [2015-11-12] 照会数 : 4241
<朴大統領>南北チャンネル拡大を…8・25合意北側に実施促す
朴槿恵大統領は5日、青瓦台で主宰した統一準備委員会第6回会議での冒頭発言で「8・25合意に基づき、南と北の相互関心事と韓半島の未来のための議論を一日も早く開始できることを期待する」と表明した。
朴大統領は「韓半島における70年の分断の歴史をここで終わりにするためには、南北の同質性確保のための努力をしていかなければならない」とし、「このために8・25合意を通じて開かれた南北間のチャネルを持続的に広げていく努力が必要だ」と付け加えた。
また、「民間レベルの交流と行事を通じて歩み寄り、心を交わして同じ民族の情を感じる機会を広げなければならない」と述べ、「歴史と文化、体育をはじめ山林、病虫害など多様な分野で民間交流が拡大しているが、このような流れがさらに拡大するよう当局の支援が必要だ」と強調した。
特に朴大統領は「南北間の合意によって南北交流協力事務所を設置し、それらを通じて保健・医療、災難・安全、地下資源をはじめ、南北双方に利益になる分野で協力を拡大していくことを期待する」と述べた。
さらに、南北離散家族の生死確認推進について、「離散家族の高齢化を勘案して根本的課題が速やかに解決されるように北側が呼応しなければならない」と改めて促した。
朴大統領は、中学・高校で使う歴史教科書の国定化推進と関連して、「(南北)統一を控えているわれわれに重要なのは、わが国に対する強い誇りと歴史に対する明確な価値観」と述べ、「国家への自負心と確固たる国家観を持つことが、統一の開始だと考え努力してほしい」と呼びかけた。
(2015.11.11 民団新聞)