掲載日 : [2015-11-12] 照会数 : 4355
LGのツイン型洗濯機…米国で即日完売
[ ニューヨークで品切れになったツイン型洗濯機 ]
洗濯機の世界市場で売上高1位を誇るLG電子の新製品、「TROMツインウォッシュ」が米国で人気だ。
3日、世界最大の家電量販店「ベストバイ」をはじめ主要家電店で一斉に製品陳列を開始した。同時に、ニューヨークのタイムズスクエアでは大胆な発売イベントを行った。
有名振付師のジョシュア・ベルガスがツインウォッシュの長所である分離洗濯などを演出したパフォーマンスを行い、タイムズスクエアに設置されたLGの大型スクリーンと動画サイト「ユーチューブ」で生中継した。
「ツイン」という名前の通りドラム型洗濯機と縦型洗濯機の機能を結合、2つの洗濯槽を使って分離洗濯ができ時間も大幅に短縮できる。
今年7月、国内で先行発売、既存の同級容量製品に比べ、月平均の販売台数が4倍にのぼるほど人気を集めている。
米国での販売価格は約2500ドル。通常のプレミアム洗濯機に比べて2倍と高価だ。それでも用意した3000台は即日完売し、販売店からは緊急追加注文が殺到した。
LGは入荷を急ぐため、船便より運送費が約10倍高い航空便で輸送するという珍事も起きている。
LGの洗濯機売上高は世界1位で、米国のドラム型洗濯機市場でも9年連続1位を維持している。今年7〜9月期基準で米国でのシェアは33・6%で、2位の2倍近く多い。
TROMツインウォッシュの開発には8年かかった。2006年のスチーム洗濯機の製品化に成功した翌年、次世代洗濯機開発に着手。開発に参入した人材は合わせて145人にものぼり、特許技術だけで457件を数える。
LGはTROMツインウォッシュを通じて世界1位の座を固めるだけでなく、次世代洗濯機の標準を提示するという目標を立てている。
(2015.11.11 民団新聞)