掲載日 : [2021-05-26] 照会数 : 4837
青・壮年が連帯して会…民団石川、後継者育成めざす
[ 民団は「若い息吹をもたらしてほしい」と期待する ]
【石川】民団石川本部(朴賢沢団長)では、次世代育成事業の一環として青年と壮年の連帯を深める組織として「青・壮年会」を起ち上げた。
8日、民団本部会館に県内の青・壮年メンバー14人と、朴団長をはじめとする民団役員ら6人が参加して創立総会を開催。席上、朴団長は「尹奉吉義士のように愛国心を持ち、母国と日本の両国における交流と平和の懸け橋となり、石川民団に若い力の息吹をもたらしてほしい」とあいさつした。
同会は、民団石川本部の傘下とし、石川県に居住し大韓民国にルーツを持つ18歳から49歳までの青・壮年を対象としている。正会員は民団への入団手続きを済ませ団費を納入するが、学生や留学生は準会員として年会費を納入する。在日同胞の親睦・交流活動をはじめ、日本人や地域社会との交流や親善を育む活動を行い、民団の発展に寄与することを目的としている。
初代会長に就任した董又碩氏は「民団をより一層活発にし、繁栄と復興の風を引き起こすため若い同胞の気運を高め、石川民団の次世代の柱になるために頑張ろう」と抱負を語った。
同本部によると、4~5年ほど前から、青年会の結成を試みていたが、対象となる世代が東京や大阪、愛知などの大学などに進学するケースが多いため、方針を転換し、青・壮年層を対象に形成した。将来的には参加者に20代が増えたら青年会の結成を視野に置いている。
(2021.05.26 民団新聞)