掲載日 : [2016-12-07] 照会数 : 4954
外国人観光客半数が韓国人…北九州市内宿泊
北九州市内に宿泊する外国人観光客の半数が韓国人旅行客であることが日本銀行北九州支店の調査で分かった。
調査は北九州市内の複数の主要ホテルに、2014年4月〜16年10月に宿泊した外国人客の推移などを聞き取った。15年度の外国人宿泊客の合計は約7万5200人。国籍・地域別では、韓国が約3万7200人で全体の49・5%占めた。続いて、台湾(26・1%)、中国(8・0%)、香港(4・8%)の順だった。
韓国人の宿泊比率は全国統計で19・1%(15年度)だが、九州の統計では39・6%(同)と比率の高さが際だっている。九州人気の理由として、釜山から航空便で30分と地理的に近いことに加え、関釜フェリー(釜山‐下関)や高速船ビートル(釜山‐福岡)など低料金の交通網も充実していることがあげられる。12月には北九州空港から釜山、ソウル線が就航することで、韓国人旅行客はさらに増加すると予想される。
(2016.12.7 民団新聞)