民団中央本部の金致淳常任顧問(写真)が24日未明、都内の病院で亡くなった。88歳だった。通夜は29日、葬儀は30日都内の斎場で民団幹部ら多数が見守る中、執り行われた。喪主は長男の金久雄氏。葬儀委員長は金秀吉・民団東京本部団長。
故人は民団草創期の47年に豊島・練馬・板橋3区連合支部の事務部長を皮切りに組織活動に従事し、大韓青年団中央本部総務局長、民団東京本部事務局長等を歴任した。総連による「北送」を阻止すべく、北韓送還反対闘争委員会動員局長として先頭に立った。在日韓国青年会の東京本部をはじめ、地方と中央本部結成でも尽力した。民団中央本部の事務総長を経て副団長を12年間、ソウル五輪では在日韓国人後援会の常任副会長。民団新聞の前身、韓国新聞の社長も務めた。02年に国民勲章無窮花章受章。
(2015.9.30 民団新聞)