日本をはじめ各国旅行業界の関係者が集い、観光の魅力をアピールする「ツーリズムEXPOジャパン2015」が26、27の両日、東京ビッグサイトで開催された。
韓国観光公社は日本人観光客誘致へ過去最大規模のブースを出展し、韓国観光の魅力をアピールした。
韓国コーナーにはソウル、釜山、済州をはじめ、2018年平昌冬季オリンピックを開催する江原道など11自治体のブースが並び、にぎわいを見せた。
「世界遺産の島」として外国人観光客に人気が高い済州道の済州観光公社・東京広報事務所の渡守武祐子所長は、「秋は漢拏山でのウォーキングを楽しんで欲しい」と勧め、「今後は若い人向けに韓流イベントも計画していく予定」と新商品についてアピールしていた。
また全羅南道ブースの南海観光の文仙姫課長は「ユネスコ生物多様性保全地域に指定された曽島はリゾート地としても魅力たっぷり。ぜひ訪れてほしい」と自信たっぷりだった。
韓国観光公社は各地方の観光をバックアップするため、スマートフォンによる観光ガイドアプリを制作した。各地方自慢の名所を音声付き(4カ国語対応)で紹介しているほか、GPS機能で現在地周辺の観光スポットを検索する機能を備えている。
訪韓旅行客は5月に発生した中東呼吸器症候群(MERS)の影響で一時は激減にあったが、7月の終息宣言以来、8月以降は昨年並みに戻っている。
韓国コーナーに設けられた特設ステージでは様々なイベントが併行された。色鮮やかな韓服が準備された韓服試着体験では終日、長蛇の列が出来た。
また、韓国伝統結婚式の再現やK‐POPのカバーダンスなどには所狭しとステージ前をファンが埋め尽くしていた。
このほか、メーンステージではKBSWORLDの歌謡番組「輪K‐POP」の公開収録が人気を呼んだ。ZEROやSHU‐Iら韓流スターも登場し、世界文化遺産に登録された百済歴史遺跡やコリアグランドセール等をPRした。
(2015.9.30 民団新聞)