掲載日 : [2015-08-26] 照会数 : 6513
韓国語の普及方案探る…在日韓国人教育者研究大会
【愛知】第52回在日本韓国人教育者研究大会(在日本韓国人教育者協会主催、名古屋韓国学校主管)が20〜21の2日間、名鉄犬山ホテルで開かれた。同大会は在日同胞社会の認識の変化にマッチした新たな教育方法を求めて韓国学校教師や民族学校講師ら150人が参加した。
今年の大会テーマは「韓日関係の再照明と韓国語・韓国文化の普及方案」。20日の開会式には、崔成有教育参事官、朴煥善駐名古屋総領事、民団中央からは呉公太団長ら多数の来賓が参席。その後、ソウル市立大学国史学科の鄭在貞教授が、「韓日国交正常化50周年の意義と課題」と題した主題講演を行った。
21日は民団、教育院、民族学級の3つに分かれて分科会を行った。「民団分科会」で鄭初美さん(大阪市立北巽小学校民族学級講師)は、今後の民族学級の4つの課題として指導書や事例の作成、歴史学習、教育現場での本名使用、民族学校との連携が必要と発表。
美京さん(民団岡崎支部光学級講師)は、「担当する光学級(民族学級)が岡崎市立井田・大樹寺小学校の正規授業として認定され、60年以上の歴史がある。今後も、子どもたちが韓日両国の懸け橋となり、幅広く活躍する国際人になれるよう後押ししていきたい」と述べた。
(2015.8.26 民団新聞)