韓国の財団法人ラッシュ・アンド・キャッシュ奨学会の崔潤会長(在日3世、民団直選中央委員)はこのほど、大阪の白頭学院と京都国際学園を訪れ、各校の成績優秀者合わせて25人にそれぞれ奨学証書を授与した。
これは同財団が世界各国に居住する韓民族を対象に毎年支給している「韓民族グローバル奨学金」の一環。高麗大学対外協力チームと共同で実施した。今後は「学校のさらなる発展にも協力していきたい」考えだ。
同財団は崔氏自ら経営する韓国の大手消費者金融アプロサービスグループ(本社・ソウル)の傘下。グループから毎年、30億ウォンの支援を受け、韓半島にルーツを持つ高校・大学・大学院生を対象に奨学金を支給している。また、2年前からは韓国国内の苦学生を対象に「幸せ分かち合い授業料キャンペーン」も展開中。初年度の定員は500人だったが、毎年100人ずつ増やしている。最終的には1000人まで拡大する計画だ。
(2014.12.24 民団新聞)