掲載日 : [2023-02-01] 照会数 : 1314
映画「雪道」 好評…再上映 東京と浜松で
「慰安婦」という運命を共に耐え抜いた2人の少女の友情を描いた韓国映画「雪道」(イ・ナジョン監督、2015年)が好評につき、東京と静岡でリバイバル上映される。
太平洋戦争末期の忠清南道江景という村で暮らす15歳のヨンエとチョンブンが主人公。ヨンエは日本で勉強できるという甘言を信じ、留学を決意。そんなヨンエをうらやましく思うチョンブンにも悪徳ブローカーが現れ、日本に行きたいかと訪ねてくる。
そして夜中に何者かによって連れ去られたチョンブンは、移送される列車の中で日本に行ったはずのヨンエと出会う。2人はそのまま中国の牡丹江にある日本軍慰安所に連行される。
チョンブンは故郷に帰るために生き抜こうとし、ヨンエは妊娠した後、堕胎薬を飲むのを拒否し、自殺を図る。生き残ったチョンブンは、隣で一人暮らす女子高校生との交流を通じ、人生を前向きに生きようとする。
本作はフィクションだが、多くの慰安婦被害者の証言をもとにしている。脚本を手掛けたユ・ボラさんは「水曜デモ」にも参加し、元慰安婦ハルモニたちから様々な話を聞いたという。
▽東京=デモクラTV中目黒スタジオ(東急東横線中目黒駅下車) 2月17~3月5日(10 ‥ 30/14 ‥ 20/16 ‥ 40、ただし、2月18、25、3月4日の土曜日は15 ‥ 30、18 ‥ 00の2回上映)。
▽静岡=浜松シネマイーラ 2月24~3月2日各10時から上映
各劇場で民団新聞または民団ホームページを見たと伝えれば、一般1700円が1200円に。 問い合わせはNKAプロモート(コウノ)080・7316・9785
(2023.2.1民団新聞)