掲載日 : [2021-12-08] 照会数 : 3665
「大阪コリアタウン」6部作 オンライン映像で散策を
[ 第1部「鶴橋駅と商店街」の1場面 ]
大阪韓国文化院とコリアNGOセンターは、韓日交流の痕跡をたどるオンライン散策「大阪コリアタウン」の映像6部作を制作した。
1部「鶴橋駅と商店街」、2部「鶴橋と御幸森の由来」、3部「大阪生野コリアタウンと韓流」、4部「大阪生野コリアタウンと料理」、5部「大阪生野コリアタウンと文化」、6部「大阪生野コリアタウンと多文化共生」で構成される。
ナビゲーターは、郭辰雄さん(コリアNGOセンター代表理事)。大学生の小玉波流さん、韓国人留学生のソ・ユジンさんとともに各所を訪ねながら、歴史や街の様子などを説明している。
「鶴橋駅と商店街」では、鶴橋駅近くの焼肉店「アジヨシ本店」と「城雲台鶴橋駅前店」は、在日同胞がはじめた店として紹介。
生野区の人口は約13万人で、そのうち約2万7000人は外国籍になり、その9割を韓国人で占めている。
その在日たちが生きるための仕事として、始めた職業の一つが焼肉店だという説明に、小玉さんとソさんは耳を傾ける。
鶴橋駅周辺は20店舗以上の焼肉店が軒を連ねるが、昔は居酒屋や麻雀店、日本の食堂があったが、それが焼肉店に変わっていった。
鶴橋が観光地として知られてたくさんの人が楽しみに来る、美味しいものを食べにくる「そういう人たちが望むものは何かといったら焼肉を食べたい」となる。
郭さんは「人の流れが街の風景を変える」と話す。
生野コリアタウン地域は、遠い昔から韓半島との交流が盛んだった場所。コリアタウンの隣に位置する御幸森天神宮とつるはし跡公園には渡来人たちの痕跡が残っている。
オンライン散策では、文化、グルメ、そして韓流の人気で再注目されている大阪生野コリアタウンを映像でたどることができる。
映像は同院ホームページで視聴できる。
(2021.12.08 民団新聞)