掲載日 : [2022-11-23] 照会数 : 3164
「北送」歴史検証シンポジウム、12月9日に開催
[ 21年12月14日開催された「北送シンポ」 ]
「地上の楽園」という北韓当局と朝総連の虚偽宣伝のもとで推進された「北送」(59年12月~84年)の非人道性と国家犯罪を追及する歴史検証シンポジウムが12月9日、東京港区の韓国中央会館で行われる。
同シンポには、北韓・北送問題に詳しい朴斗鎮コリア国際研究所所長をコーディネイターに、脱北者救出や日本定着支援活動を展開する「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」の山田文明理事、加藤博・北朝鮮難民救援基金理事長、高英起デイリーNKジャパン編集長、映画監督・プロデューサーの清水ハン栄治さんがパネリストとして登壇し、北韓と朝総連の欺瞞性を検証する。
パネルディスカッションに先立って、北送によって引き裂かれた家族の悲しみを描いた映画「かぞくのくに」(ヤン・ヨンヒ監督)が上映される。
欺瞞に満ちた宣伝によって6679人の日本人妻と日本国籍子弟を含む、9万3339人の在日同胞が北韓に渡ったが、待ち受けていたのは「地上の楽園」ではなく、死と隣り合わせの過酷な運命だった。
辛うじて北韓を脱出し、日本に戻ることができた同胞家族は約200人にとどまる。
(2022.11.23民団新聞)
〇関連記事
2021歴史検証シンポジウム『なぜ「帰国」ではなく北送か』