掲載日 : [2021-12-22] 照会数 : 6541
甲子園出場の感動再び…京都国際「目指すのは日本一」来春も出場期す
[ 後輩たちにメッセージを述べる山口吟太さん ]
夏の第103回全国高校野球選手権大会に初出場し、4強入りを果たした京都国際高校(李隆男理事長、朴慶洙校長)は4日、「甲子園出場祝賀会」を開いた。
同祝賀会は、コロナ禍で自粛を余儀なくされた「春夏連続甲子園出場祝賀会」を、緊急事態宣言の解除にともない開催。
野球部員をはじめ、全校生、教職員、保護者、理事会、婦人会の約300人が参加した。
最初に朴校長が甲子園出場という野球部の快挙を称え、次ぎに金安一野球部後援会会長が1999年当時、学園副理事長として、学校活性化の一環のため、野球部を創部した経緯から、23年の歳月を経て「奇跡」を起こしたと、感無量の思いを伝えた。
続いて、駐大阪韓国総領事館の趙成烈総領事、民団中央本部の呂健二団長の祝電が届けられたことが報告され、校内に掲示された。
その後、「甲子園の軌跡」として甲子園での熱戦が動画と写真を交えて流されると、白熱した戦いを繰り広げたナインの姿に、参加者は感動を再び呼び起こした。
最後に小牧憲継監督は次に我々が目指すのは「日本一です」と力強い決意を表明し、前主将の山口吟太さんは後輩たちに向かって「春の甲子園出場がかなうことを強く願っている。来るべき日に向け、たゆまない努力を怠らないように」との熱いメッセージを残し、祝賀会は盛会の内に終了した。
(2021.12.22 民団新聞)