文化財庁は26日、済州畜産振興院が飼育している黒豚260頭余を天然記念物に指定すると予告した。済州黒豚は日本の植民地時代を経るなかで、外来種豚との交配のため純粋な血統が断ち切られる危機に置かれていた。済州畜産振興院は1986年、周辺の牛島などから済州産黒豚5頭を取り寄せ、その数を増やしてきた。関係者は「韓国在来種家畜として体系的に保護する必要があると判断した」と説明した。一部が死んだり病気にかかったりすれば、子豚の一部をその代わりに指定してその数を一定に維持する。
(2015.1.28 民団新聞)