延べ5万人見込む
伝統芸能競演、K―POPコンテストなど
韓日両国国民が一つになり楽しむ友情祭「韓日祝祭ハンマダン(日韓交流おまつり)」が21、22の両日、東京千代田区の日比谷公園で開催される。同祭は05年の韓日国交正常化40周年を記念、「韓日友情の年」の主要事業としてソウルで始まった。09年からはソウルと東京の双方で行われるようになり、韓国人と日本人が一緒につくりあげていく最大規模の韓日交流行事となっている。2日間で延べ入場者5万人を見込む。
開催スローガンは「共に笑い、ひとつになるお祭を!」。10日、駐日韓国大使館での記者発表会で李丙大使は、「両国間でいかなる政治的な困難があっても続けていくべきだ」と強い決意を表明。日本側実行委員会の佐々木幹夫委員長も「このようなときであればこそ、草の根レベルの交流を絶やしてはならない」と応じた。
会場は大噴水広場の特設ステージ。21日11時、韓日太鼓の競演で開幕する。出演は国立釜山国楽院演奏団所属のサムルノリ・チームとヒダノ修一with太鼓マスターズ。開会セレモニーとして韓国側が大型ビビンパづくり、日本側は樽酒の鏡開きを行う。
当日はキム・テギュンさんが綱渡りの曲芸パフォーマンスを披露。民団東京本部は江戸情緒をいまに伝える「めでたや」と韓日餅つき大会を競演。民団韓食ネット協議会によるキムジャンキムチづくりの試演も。最後は全国8カ所の地域予選大会を勝ち抜いてきた16組48人によるK―POPコンテスト全国大会で締めくくる。
22日は韓国太鼓vs沖縄エイサー、サムルノリvsよさこいといった韓日交流ステージが続く。出演者が若いのも今年の特徴だという。韓食ネット協からは協会認定のキムチソムリエが、熟成キムチをベースにした韓国伝統発酵料理をレシピも交えて紹介する。
(2013.9.11 民団新聞)