掲載日 : [2009-06-03] 照会数 : 8678
金萬徳事業会…女優の高斗心代表が協力要請
[ 高斗心さん(左)に記念品を贈る鄭進団長 ]
ソウルでの顕彰行事を高斗心代表が協力要請
韓国の「金萬徳記念事業会」から高斗心共同代表をはじめとする一行が5月19日、民団中央本部を訪れ、鄭進団長に10月17日にソウルで開催する記念行事への協力を要請した。
これは朝鮮時代、度重なる飢饉に見舞われ、餓死の危機に瀕していた済州道民を救おうと全財産を投げ打って内陸から大量の米を買い、数万人の島民の命を救った金萬徳の「分かち合い」精神を讃え、顕彰するもの。済州道では「犠牲と奉仕の済州島の母」と、称えられている。当日は各地から集めた米を積み上げ、経済不況に苦しむ市民に配るほか、慈善公演や萬徳関連の映像上映なども予定している。
萬徳は1739年、済州島生まれ。幼いころ両親と死別し、引退した妓生に預けられた。20歳のとき、有力者のもとを訪ねて嘆願し、妓生名簿から外されると、商人として成功した。巨万の富を築き上げたが、その生活は生涯、清貧なままであった。
高斗心共同代表は韓国の著名な女優。
(2009.6.3 民団新聞)