掲載日 : [2009-06-03] 照会数 : 2880
山里に韓日交流拠点 「山びこ山荘」オープン
キムチ教室や歴史講演会
【山梨】甲府盆地の南西、山間にある廃屋が韓日国際交流センター「やまびこ山荘」(安田吉寛館長、市川三郷町山保)としてよみがえった。韓国文化の発信基地として「キムチ教室」や韓日間に関わる歴史講演会などが予定されている。
廃屋を買い取ったのはソウル市出身の李敬華さん(47)。李さんは館長の安田さんと結婚して5年前から市川三郷町に定住するようになった。廃屋を2年前、偶然目にして「故郷を思い出し、懐かしくなった」という。かねがね過疎の地で高齢化が進んでいることに胸を痛めていた李さんは、山荘を住民との交流の場とし、地域を活性化させたいとも願っている。
16日の開院式には住民や関係者100人が招待された。来賓の久保眞一町長と塩澤雄市教育長は「山びこ山荘の開院を機会に隣国と仲良くしていきたい」と述べ、鄭郁民団山梨本部団長も韓日交流にかける夫妻の熱意を称えた。
(2009.6.3 民団新聞)