掲載日 : [2016-01-27] 照会数 : 4461
済州に32年ぶり大雪…空港閉鎖で6万人足止め
[ 記録的な大雪の影響で閉鎖された済州空港 ]
沖縄で初の積雪が観測されるなど歴史的な大寒波の襲来は韓国にも影響が出た。特に「韓国のハワイ」とも呼ばれる済州道に強風をともなった32年ぶりの記録的な大雪が襲い、済州国際空港では23日夜から3日間、滑走路が閉鎖され、約800便が欠航、観光客など約6万人が足止めされた。
済州道に出されていた大雪警報は25日正午まで、強風警報は同日午後3時まで継続し、航空機の運航統制が延長された。同日午後に天候が回復し、運航が再開された。運航再開当初は、10分に1機の割合で航空機が離着陸した。
国土交通部は、運航再開後すぐに定期便と臨時便を増便できるよう緊急の輸送対策を講じた。また、足止めされている乗客らに飲料水やパン、毛布などを提供した。
雪は23日午前から強まった。この日午後8時ごろ、済州市内は最大12センチを記録。84年1月(13・9センチ)以来32年ぶりの積雪量となった。これは気象観測以来、歴代3番目。
(2016.1.27 民団新聞)