韓国は来年にも1人当たり国民所得3万㌦、人口5000万人の条件を満たす「30‐50クラブ」に仲間入りする展望だ。現代経済研究院が5日、明らかにした。
同研究院によると、韓国の1人当たり国民総所得(GNI)は来年、今年の2万8831㌦から4・2%上回って3万88㌦となり、初めて3万㌦を超える見通しという。
「30‐50クラブ」にはこれまで米、英、独、仏、伊、日の6カ国が入っている。高い生活水準と経済規模の両面で大国であることを意味してきた。この6カ国はG7(主要7カ国)を構成している。ちなみにカナダは人口3500万人に過ぎず、クラブ入りはできない。
韓国が加入するとすれば、イタリア以来10年ぶりだ。マクロ経済の環境が安定し、国家信用格付けが引き上げられ、国際的地位が向上するものと予測される。
韓国は一昨年、「20‐50クラブ」に名を連ねた。第2次大戦後に独立した国では初めてで、「30‐50」入りともなればその意義は一段と大きい。ただ、韓国統計庁は2045年にも人口が5000万を割り込むと見ており、30年後には資格を失う可能性がある。
(2014.10.8 民団新聞)