朴槿恵大統領はアジア欧州会議(ASEM)首脳会議出席のためにイタリア・ミラノを訪問中の16日、同首脳会議の第2セッションに出席し、「北韓が一日も早く核を捨て閉ざした門を開き、北韓住民の人権と生活を潤わせ、韓半島に平和をもたらす道を進まなければならない」と呼びかけた。
朴大統領は「私は日頃から鉄道に乗って釜山を出発して北韓を通過して欧州へ、ミラノに来る夢を膨らませてきた」と表明。北韓が平和の道を歩めば、「韓半島はアジアと欧州の連携を完成する堅固な道になる」と指摘し、ユーラシアを一つに結び物流・エネルギー協力を促進する構想「ユーラシア・イニシアチブ」を紹介した。究極的に欧州とアジアを一つの大陸、創造の大陸、平和の大陸につくりあげる構想だ。
朴大統領は同日、李克強中国首相と会談し、韓中関係と経済協力、韓半島情勢などについて意見を交換した。
朴大統領は3泊5日間のイタリア訪問を終え、18日帰国した。
(2014.10.22 民団新聞)