韓国は9月23日、オタワでカナダとのFTA(自由貿易協定)に署名した。04年の対チリを皮切りに韓国は、EU(欧州連合、26カ国)、ASEAN(東南アジア諸国連合、10カ国)、米国など46カ国とのFTAを発効させている。これら締結国のGDP(国内総生産)は、12年基準で世界の56・2%だ。
コロンビア(署名13年2月)、オーストラリア(同14年4月)とともに、カナダとのFTAが発効すれば60%台に乗り、韓国のFTA規模はチリ(78・2%)、メキシコ(61・3%)に次いで3番目となる。韓国は中国とも年内妥結で合意している。
韓・ベトナム首脳声明でも
朴槿恵大統領は2日、青瓦台でベトナム共産党のグエン・フーチョン書記長と首脳会談を行い、2国間FTAの年内妥結とベトナムの原子力・火力発電所、石油備蓄事業でも協力を強化することで合意した。また、両首脳は同日に発表した共同声明で、戦略的パートナー関係を包括的に発展させ、北韓に核プログラム放棄を強く求めることにした。韓国大統領がベトナムの権力序列1位の共産党書記長と共同声明を採択するのは初めて。
(2014.10.8 民団新聞)