掲載日 : [2016-06-08] 照会数 : 5569
<在日韓国人連合会>民団との協力で前進…新会長に具哲氏選出
在日本韓国人連合会(李玉順会長)は5月26日、東京新宿区内のホテルで第15回定期総会を開き、新会長に具哲氏を選出した。
総会後に行われた新旧会長の離就任式で李前会長は「任期中、在日韓人社会の発展をめざし、ひたすら活動をした。中でも民団との協力関係が大きく前進したことがうれしく、素晴らしい体験をさせていただいた」とふり返った。
これに対し、具新会長は「李会長を中心に築いてきた韓人会組織の基盤を引き継ぎ、同胞社会大統合にも尽力していきたい」と抱負を語った。
柳興洙大使は「初の女性会長として精力的に活動し、韓人会をけん引してきた。とくに、民団と緻密に協力関係を深めたことは在日同胞社会の未来創造への礎になった」とねぎらった。
呉公太民団中央団長も「韓人会みなさんの膝元である新大久保コリアンタウンを悩ませてきたヘイトスピーチ問題も今回の法案成立で解消につながっていくはず。民団は過去70年間にわたって、国籍差別解消の闘争をしてきた。その上でも、この法成立は日本社会との新たな共生への一歩だと思う」と評価しながら、「同胞が日本で暮らしやすく生きていく上でも民団と韓人会が大統合していくべき。今年をそのスタートの年にしよう」と呼びかけた。
新年度活動方針は1,同胞各団体と業種間交流拡大2,子弟の民族教育と次世代育成3,地域社会と多民族社会との交流4,新大久保コリアンタウンクリーン活動の継続など。
(2016.6.8 民団新聞)