掲載日 : [2016-06-08] 照会数 : 4788
11月に浅草六区で韓日グルメフェア…民団韓食ネット
[ 民団中央本部の呉公太団長は「浅草は朝鮮通信使の縁地」と強調した ] [ 昨年好評だった韓日グルメフェアの公演 ]
民団韓食ネット協議会(崔千浩会長)の第7期定期総会が5月26日、東京浅草公会堂内会議室で開かれ、韓食を通じた新旧在日同胞の協力関係拡大と韓日友好推進を柱とする新年度事業計画を決めた。昨年初の試みとして浅草で開催し、好評だった「韓日グルメフェア」を今年はさらにパワーアップして実施する計画が打ち出された。
地元商店会と合同で
キムジャン、豚肉フェス…多彩に
崔会長は「会長就任から1年。この間、韓国の韓食財団もトップが交代し、韓食の世界化に向けた新たな動きが見られた」としながら、「国交50周年だった昨年、東京伝統の町、浅草で開催した韓日グルメフェアは食における民間交流の新たな場になった。開催に向け全面的に協力をいただいた東京日韓親善協会に感謝したい」とふり返った。
江戸の風情ただよう浅草は東京スカイツリーの完成、つくばエクスプレスの開通などによってここ数年、外国人をはじめ多くの観光客が訪れる人気スポット。焼肉店や居酒屋をはじめ、衣料品店など、実は同胞が古くから経営する店も集まっている。
呉公太民団中央本部団長は激励辞で「浅草は朝鮮通信使の縁地でもあり、かつてのコリアンタウンだ。新たな韓日友好発信の場にするため、韓食ネットがその先鋒隊となってほしい」と期待を込めた。
事業報告ではユネスコ世界文化遺産「キムジャン」をテーマに3本柱として推進した「第4回キムチグランプリ」、6年目となった「キムジャンフェア」、2年前からはじめた韓国白菜の日本国内栽培がしっかりと地域に根づいたと強調された。
今年度の事業計画は1,第2回韓日グルメフェア2,韓食を通じた新定住者との連帯3,SNSを活用した韓食と会員店の広報拡大4,発酵キムチの普及とキムジャン材料の提供など。
とくに昨年に続き2回目となる「韓日グルメフェア」は規模を拡大し、11月4日から3日間開催する。東京日韓親善協会、浅草商店連合会と合同で実行委員会を構成し三位一体で準備を進める。
昨年の会場だった、浅草花やしきをメーン会場に、六区ブロードウエイの通り約300㍍の両側に30〜50のグルメブースを並べる「浅草六区オープンカフェストリート」を企画している。
キムチグランプリ、キムジャン体験、韓日交流ステージ、韓服体験&撮影のほか、第1回韓日グルメ豚肉フェスティバルも計画している。これはとんかつ、豚しゃぶ、ポッサム(煮豚)、サムギョップサルなどブランド豚を使った韓日の豚肉グルメメニューの№1を競うもので注目される。
(2016.6.8 民団新聞)