掲載日 : [2023-06-07] 照会数 : 2450
民団愛知中村支部 191世帯を家庭訪問 団員との対話弾む
[ 団員宅を訪問し、様々な情報を伝える尹支団長(右から2人目) ]
【愛知】民団愛知県中村支部(尹俊鍾支団長)は5月17日から23日にかけて管内の団員および居住同胞宅を訪問する「ネットワークを作ろう!家庭訪問活動」を実施した。
昨年11月に愛知で開催された組織学院で尹支団長が家庭訪問に名乗りをあげたことから今回の訪問活動が実現した。
今回の集中訪問活動には、愛知県内の9支部と愛知県本部、そして中央本部からの応援など総勢36名が参加した。3~4名で班を構成して191世帯を訪問、うち102世帯の団員同胞と対話をかわした。
各家庭には民団が製作した民団と在外同胞財団のロゴ入りの粗品や中村支部が用意したお米などを配布。災害時に民団がスムーズに救援活動を実施するために緊急連絡網つくりをアピールすると、ほとんどの家庭が快く携帯番号などの情報提供に応じた。同時に民団への要望や意見にも耳を傾けた。
尹支団長はじめ数名の役員は7日間一日も休むことなく、訪問活動をけん引する大きな役割を果たした。団員との対面に臆することなく前へ出て積極的に話ができる支部幹部の対応に、組織訓練がいきわたっている愛知の伝統を見ることができた。
総括会議では、初めて訪問活動を体験した他支部の実務者たちも、団員があたたかく迎え入れ喜んでくれる家庭が多かったとの感想が多くを占めた。団費の再協力や倍増を申し出る世帯などの予想外の成果もあった。
特に、支部に足を運べない一人暮らしの高齢者や難病を患う団員に接したことにより、民団の支援が必須だと実感した。
尹支団長は「今回の訪問活動で、すぐにどう変わる訳ではないが、地道な活動が民団の将来に必ず活きてくる」と、各家庭の把握が大事だと述べた。7日間を共にした朴和生副団長は「これが基本のスタート。収集したデータをもとに5年、10年の時間をかけて活動していく」と継続的な取り組みに意欲を見せた。
活動最終日には愛知県本部の三機関長がかけつけ、河隆實団長が「皆さんのこの活動が愛知県全体に波及して組織活性化の流れに拍車をかける。本当にお疲れ様でした」と団員との接点回復に臨んだ活動者たちを激励した。
(2023.6.7民団新聞)