掲載日 : [2023-07-05] 照会数 : 2952
韓日文化キャラバンIN沖縄、今回で10回目
[ あいさつする尹大使 ]
沖縄韓流の風が那覇に吹いた
尹大使「交流し心から友だちに」
【沖縄】韓日両国国民が互いの文化を直接感じ体験しながら相互間文化に対する理解をさらに高める良い契機を提供しようと、6月18日沖縄で「韓日文化キャラバンIN沖縄」が開かれた。「沖縄に吹く韓流の風を確かめる」をテーマに那覇文化芸術劇場なはーとを会場に、駐日本国大韓民国大使館が主催した。先着順1200人の募集に1500人を超える応募者が殺到、沖縄でも巻き起こっている韓流人気を再確認する場となった。
2016年から始まった「韓日文化キャラバン」は、今年で10回目。
韓日両国の自治体が共催する文化の交流の場として親しまれ、今年は沖縄が舞台。
韓国からはオーディション番組から誕生した7人組ボーイズグループで沖縄出身のカズタさんがリーダーを務めているK-POPグループ「n.SSign」やテコンドーにダンス、アクロバット、体操など様々な芸術を融合させたテコンドーパフォーマンスグループ「K-TIGERS」の華麗なるダンスが披露されたほか、西洋音楽と韓国音楽を融合させたフュージョンミニオーケストラ「済州ビレアンサンブル」の演奏などが行われた。
日本から沖縄の伝統文化の三線、獅子舞やエイサー演舞、若者に大人気のラッパー「Rude-α」が登場するなど多彩で迫力あるライブステージが披露された。
会場となった那覇文化芸術劇場なはーとでは、若い人たちの間で人気急上昇中の「韓国フォトジェニック」ブースをはじめ済州伝統のトルハルバンと沖縄伝統のシーサーと写真が撮れる特大パネルが登場、家族連れや友達同士でセルフフォトを楽しんだ。
このほか、韓国観光公社ブース、花を使って自分だけのオリジナルうちわを作れる韓国文化体験コーナーなどのブースが出展するなど、盛りたくさん韓国文化を楽しむイベントとなった。
この日は尹徳敏駐日大使をはじめ、駐福岡総領事館の李鐘燮副総領事、済州特別自治道の金熹鉉副知事、沖縄県の玉城デニー知事が駆け付けた。
尹徳敏駐日大使は「天の恵みの自然環境と美しく独創的な文化を誇る沖縄で開催できてうれしく思う。韓日交流をより深めるために、大使館が沖縄県や済州島など韓日自治体の協力で開催できた」とし「韓日両国は近い隣国。コロナ禍で中断されていた交流も再開、今や月に2万人の韓国人観光客が沖縄を訪れている。これからさらに増えると期待する。両国の文化を直接肌で感じ交流することで心から友達になるきっかけにしてほしい」と述べた。
尹大使は6.23沖縄慰霊の日にも触れ、戦争の痛ましい歴史によって苦痛と悲しみを経験した県民に深い哀悼と慰労の言葉を伝えた。
また、当時は多くの韓国人も犠牲になった心の痛い歴史から明日への教訓を見いだし傷をいやすためにともに努力していかなければならないと述べた。
一方、翌日県庁を訪ねた尹大使は、県内への総領事館の出張所設置について、新型コロナ禍で中断していた日本政府との交渉を再開する意向を伝えた。
(2023.7.5民団新聞)