韓国一のノッポビル「東北アジア貿易センター(NEATT)」が仁川経済自由区域の松島国際都市に完成、10日に竣工式が持たれた。
高さ305㍍で、3年前に完成した釜山の「海雲台ウィーブザゼニス」(301㍍)を抜き、韓国で最も高いビルとなった。ランドマークとなるビルは07年に着工した。世界的な金融危機や建設景気の低迷などで工事が3回も中断されたが、ようやく完成にこぎ着けた。
地上68階、地下3階。外観がらせん状になっており、韓国的な曲線美を生かしたのが特徴だ。全地球測位システム(GPS)センサーが設置されており、風などの外部要因による建物の振動をリアルタイムに測定できるほか、地上30階、60階には火災などの事態に備え、避難安全区域が設けられた。また、毎分420㍍上昇するエレベーターを29基備えている。
昨年7月、大宇インターナショナルとポスコ建設が共同で買収。大宇インターナショナルは10月初めから9〜21階を自社オフィスとして使用する。また、36〜64階は高級ホテル(客室数423室)」が開業する。
現在、ソウル市の蚕室地区に地上123階建て、高さ555㍍の「ロッテワールドタワー」を建設中で、2年後に完成する予定。
世界一高いビルは韓国の三星物産が基本建設して10年に完工したUAE・ドバイのブルジュ・ハリファ(828㍍)。
(2014.7.16 民団新聞)