外交部の魯光鎰報道官は8日の定例会見で、「韓国と中国は日本の軍国主義による侵奪という歴史を共有している。そのため、相当に同じ認識を持つしかないが、それに対する対処は各国の立場、判断によって行われる」と述べた。
日本の歴史認識問題に関する中国との連携についての質問に答えたもの。
さる3日の韓中首脳会談の共同声明付属書で両国が旧日本軍の慰安婦問題の共同研究を進めるとしたことについては、「軍慰安婦の実情に関するより正確な資料を入手するという次元で実施されるものだ」と説明した。
魯報道官は、「集団自衛権行使のための日本の憲法解釈変更について憂慮するという韓中首脳のメッセージがこれまでの政府の立場よりさらに強いものではないのか」という質問に、「(政府は)過去の歴史から起因する周辺国の懸念を解消させる方向で透明性をもって検討されなければならないという立場を明らかにしたことがある」とし、「韓中両国首脳が認識を共にした部分と大きく異なっているとは考えない」と述べた。
(2014.7.16 民団新聞