新生建国高校アピール…認知度向上へTVCM

　【大阪】白頭学院建国幼・小・中・高等学校（白川重雄理事長、黄裕錫校長）が来年度からの生徒募集へいまの時代に合わせたイメージ戦略に打って出た。

　まず、ホームページを一新。「韓国系インターナショナルスクール」という同学院の性格を鮮明に打ち出し、韓国国内の大学進学率の高さと最新のICT教育の導入をアピールした。

　ホームページと同時に、関西テレビ系列で高等学校のCMが7月25日からスタートした。内容は教室で韓国語、英語がごくあたりまえに飛び交う様子を再現したもの。TVに先立って始まったYoutube広告は7月26日現在で再生回数4500回を超えた。

　広報担当の福嶋和彦教諭によれば、CMの狙いは「認知度の向上」だという。「新しい建国高校を意識、イメージしていただくための一つの戦略。とにかくイメージを変えるためにはどのように表現したらいいかは意識した」。

　発案者は同学院卒業生であり、昨年11月に理事長に就任した白川さん。白川理事長の在籍当時、生徒の大部分が韓国籍だった。現在は韓国籍ばかりか、韓半島にルーツを持つ日本国籍の在日同胞、韓流に興味を持つ日本人と多様化しているのが現状。生徒増を図るために多様な層にアピールする必要があったという。必要な費用は白川理事長が学校に寄付した。

　テレビコマーシャルは8月15日までに約50回放映される予定。