掲載日 : [2022-08-03] 照会数 : 2298
韓紙工芸とメドゥッ工芸 文化院ギャラリー
文化院 秀蓮工房の作品展示会
秀蓮工房が主催する韓紙工芸とメドゥッ工芸の展示が先月、韓国文化院(東京・新宿区)ギャラリーMIで開かれ、好評だった。
同工房を主宰する在日韓国人2世の金秀蓮さんと生徒ら22人が韓紙工芸作品105点、メドゥッ作品約40点を出展した。
金さんは、韓紙で作った伝統家具の一つである四方卓子をはじめ、結納の時に指輪やネックレスなどを収納する、金の金具を付けた「テムルハム」、男性の部屋、サランバンの壁にかけて書類を入れる「コビ」などを展示。
コビの上部にある飾りは韓紙36枚を重ねて寿文様を表している。全面に青竹を使い、後ろの部分い切り込みを入れて溝を作り、棚の部分を固定させるなど、丹念に制作した作品だ。
73歳の在日女性が制作した針箱(写真)は、外側に細かくカットした紙を施した作品。カットの技術が際立っていた。
同展では、薬箪笥や書道用具収納庫、八角果盤などの韓紙工芸のほか、色鮮やかなメドゥッ作品が目を引いた。
(2022.08.03 民団新聞)