掲載日 : [2016-11-09] 照会数 : 5794
民団山梨「KOREA祭」地域住民と交流の宴…創団70周年記念で写真展も開催
[ 市民のくつろぎの場となった韓国会館駐車場 ]
チヂミ、焼肉など韓食200人分完売
【山梨】民団山梨本部(鄭郁団長)は10月29日、甲府市の韓国会館を地域住民に開放し、初の「KOREA祭」を開催した。同本部創団70周年記念事業の一環。
午前中は甲府市内で金国煥師範からテコンドの指導を受けている日本の子どもたちが模範演武を見せ、金貞姫さんが韓国舞踊を披露した。午後からは囲碁の対局や韓国映画の上映会も。
2階フロアには韓服の試着コーナーも設けた。韓国会館を訪れたのは初めてというある男性は、韓服で着飾った6歳の孫を見て「可愛いね」と目を細めながらスマホ登載のカメラに収めていた。
壁には創団70年の歴史を、写真と関係資料で展示した。同本部主宰のポジャギ教室に通う受講生が出品した自信作42点も訪れる人の目を楽しませていた。
屋外駐車場ではチヂミ、トッポギ、焼肉、キムパなどの屋台が並んだ。初めての試みとあって食材は控えめに各100〜200人分を準備したが、いずれも午前中には完売した。婦人会山梨本部の方永順会長は「夕方まで売るつもりだったのに」と苦笑いしていた。
同本部が定期的に開く韓国映画会を楽しみにしているという近隣の住民は、「地域の人と一緒になって交流するのはいいことですね。こういうイベントはもっとやってほしい」と歓迎していた。
(2016.11.9 民団新聞)