掲載日 : [2016-12-21] 照会数 : 6827
韓国白菜収穫を体験…高麗郷で韓日青少年文化交流事業
武蔵台小と東京韓学
【埼玉】韓国産の種子を使って栽培した白菜を収穫し、キムチづくりも体験する韓日青少年文化交流事業が10日、日高市内であった。一般社団法人新宿韓国商人連合会(呉永錫会長)が、新宿の東京韓国学校(金得永校長)と日高市立武蔵台小学校(中村公一校長)を結んで実現した。主催は日高市教育委員会武蔵台公民館(犬竹高館長)。
韓学から初等部5年生の児童10人、武蔵台小からは5、6年生の児童15人が参加した。市内の大字猿田地内の畑に着くと、「大きいやつがいい」と言いながら、自ら収穫する喜びを味わった。いざ抱えると「重たい」とびっくりしていた。
この後、児童25人は武蔵台公民館に移り、調理室でキムチソムリエの柳香姫さん(妻家房総料理長)の指導のもと、キムチづくりを初体験した。児童は柳さんから漬けたばかりのキムチを口に入れてもらい、「辛いけどおいしい」と感想を口にしていた。日高市役所から谷ヶ照雄市長が公務の合間をぬって激励に駆けつけた。
日高市では高麗高齢者農業生産集団の協力を得て3年前から韓国白菜の栽培が始まった。昨年からは韓学と武蔵台小学校の児童が食文化を通じて交流を深めている。今年は武蔵台小の児童が簡単な韓国語を学んで交流会に臨み、韓学の児童と韓国語であいさつを交わしていた。
(2016.12.21 民団新聞)